2024年10月27日
同じ広告訴求でも共感と嫌悪感を抱く人が出てきます。

行政書士を選ぶ理由はバラバラで統一性がない
今日は集客関連の話でも。
顧客と面談している時に弊所を選んだ理由を聞きます。
次回以降の営業や集客の参考にするため。
お客様の生の声が一番参考になります。
これがまた、バラバラですね。
・写真が笑顔だったから
・何度検索しても貴社が出てきた
・プロフィールを読んで
・近くの事務所だったから
・お客様の声があったから
・動画を見たから
・問合せ電話した人から優しい先生だから
・地元で対応してくれる先生がいなかった
・自分の悩みについて記事を書いていたから
本当にバラバラです。
思うに人によって刺さるポイントが違うということ。
(個人的に刺さるという言葉は好きじゃない)
事務所や業務のアピールは様々な角度から行う必要がある。
ある人に共感されたポイントが、別の人から嫌悪されることもあります。
区役所の相談会経由で受注した方からは…
・インターネットで派手に広告している人は嫌
・ネットは信用できない
この様に言われたこともあります。
私はネットで派手に広告している人…
ネット集客でキラーコンテンツと言われるお客様の声や写真。
これが逆効果になることもあります。
自分も撮影させられるのでは…
自分の顔をネットに出したくない。
逆にお客様の声があるから信用される。
こういう場合もあります。
要は何をしても共感と嫌悪されるという話。
嫌悪する人は、元から弊所の顧客になりえない人。
大半の士業は零細規模。
どんなに頑張ってもシェアを取り切れない。
万人受けを狙うのは難しいです。
例えば美容室を例にとると。
F1層と呼ばれる女性をターゲットにしたお店。
ターゲット層以外は入りづらい店。
中高年の男性を狙った理容室。
行く理由が髪の毛が延びて鬱陶しくなったから切りたい。
こちらはお洒落な女性は入ってこない。
顧客にならない人に合わせても無意味。
むしろ共感してくれる人を遠ざける結果になります。
自分に合わない方法はストレスが溜まります。
ただ一つだけ共通する部分があります。
・実務経験がありそう。
・キチンと仕事してくれそう。
この2点だけは外せないです。
この部分が無いとアピールもヘッタクレもありません。
今日はここまで
Posted by ミスター・フー at
08:46
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2024年10月13日
行政書士は廃業せず開店休業になるのみ

行政書士は廃業せず開店休業でダラダラと続ける
今日は行政書士の廃業について。
行政書士の廃業率は3年で70%を超えるとか?
個人的にそんなに高くないと思う。
私が所属する支部や行政大阪を見ても…
廃業者は意外と少ないことが分かる。
廃業率70%は行政書士をしていない人や
コンサルやひよこ食いしたい人、
もしくは行政書士をディスりたい人、
これらの人が叫んでいる様に思える。
実際の行政書士の廃業率は驚くほど低いと思う。
大体は高齢か別事業へ進出する人くらい。
儲からないから辞める人は少ない様に見える。
専業で食べれていない行政書士は何処にいるか?
開店休業で何となく登録し続ける。
大抵は別の仕事や年金、家族がいるなど、行政書士で稼ぐ必要のない人が多い。
行政書士の会費は月数千円と低価格です。
少し高いサブスク感覚で、辞める必要も無いかとダラダラと続ける。
あとは肩書が欲しいから続ける人も少なくないです。
開店休業=不幸せという図式は当てはまらない事が多いです。
むしろ業務のストレスが無いから、専業の人より生き生きしてるかも。
行政書士の集まりで少々、肩身が狭い気はする。
(喰えてない時の集まりは出づらいかった記憶が…)
開店休業の人は表に出てくることは無い。
役所(入管や建設振興課など)や行政書士会などで見ることは無い。
またはネット上でも名前を聞くことも無い。
行政書士の仕事をしていないので、行政書士が活動するフィールドに出てこないのは当然の事かと思います。
また専業で食えてる人は全体の1割と聞きます。
大半は肌感覚の数字です。
どうなんでしょうね、本当の所は。
話をすると開店休業の人は分かりますが…
活動している人と微妙に話が合わない。
食えてない時期の私も同じような感覚でした。
気の弱い人だと、そこで気後れしてフェードアウトしてしまう傾向が。
ますますコミュニテイーから離れて、行政書士活動がやりづらくなる。
特に開業初期は協力者が居ないと詰みがちな所があります。
入管業務も先輩が居ないと詰む。
以前にもそんな記事を書いた気がします。
完全な初めてさんは、支部活動を頑張った方が良いかもです。
協力者を作る環境としては支部は打ってつけです。
支部活動をしてる人(積極的か消極的かは関係なく)
専業の人が多い傾向があります。
一応、同じ支部の先輩後輩関係ができる。
正直、支部から仕事を振って貰えることは少ない。
(私も無料相談会で帰化申請が来たくらい)
最初の協力者作りとしては、支部活動は悪くないです。
忌憚のない話をするなら、支部活動すら出来ない人が業務をこなせるとは思えない。
何も貢献しない人に手を差し伸べる人は少ない。
教える側にとっては如何なるメリットも無い。
宣伝でもステマでも無いですが…
先日、廃業書士という人のnoteを買ってみました。
行政書士を20か月で辞めた人の手記ですかね。
意外と解像度が高いコンテンツでした。
初期の私もあんな感じでした。
若手の開店休業中のモデルケースかなと思います。
もしかしたら…
ブログで偉そうに書いていても実際は開店休業なのかも?
今日はここまで
Posted by ミスター・フー at
15:00
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2024年10月06日
司法書士試験は10年間諦めない執念深さが必要なんだろうな

司法書士試験合格は10年前の自分から届いたプレゼント
今日は司法書士試験について。
先日に司法書士試験の合格発表がありました。
そこで知り合いが合格したと又聞きしました。
(本人からは聞いていない)
同業者の噂はすぐ広まって行きます。
同業者に一人でも知られたらあっという間に広がります。
悪い噂も良い噂も。
思うに難関士業は二つの傾向に分かれると思っています。
短期決戦型と長期化する試験。
短期決戦型は、公認会計士や不動産鑑定士のイメージがあります。
公認会計士は監査法人に就職できないと会計士になれない。
不動産鑑定士も鑑定士事務所や会社で修行しないと厳しい。
鑑定士事務所は税理士や司法書士ほど裾野が広くない。
合格後に就活が必要な点で、実質的な年齢制限がある様に思える。
40過ぎで合格しても、就職活動が辛い。
対して税理士や司法書士、司法試験は長期化する傾向があります。
税理士は科目合格制、司法書士も即独可能、司法試験は言わずもがな。
税理士も司法書士も修行先には事欠かない様に見える。
司法書士試験は長期化する傾向があります。
私の周囲でも早い人で5年くらい。
大体は8年とか10年かかっている方が多い。
税理士も大学院を使っても4年~が一般的かなと。
司法書士試験の真の難しさは、何時合格できるか分からない試験に挑戦し続けることかと思っています。
20代から30代前半でスタートして40前後で合格。
知っている司法書士はこのパターンが多い。
試験問題の難しさや受験生の質などもあるでしょうが。
10年後に受かってるか分からない試験を諦めずに受験し続けるモチベーション。
常人には持ちえない精神力ですね。
中には本試験は恒例イベントと日常化した人もいますが。
長期化する人は、受験生が日常になって最初のモチベーションとは違ったものになるかなと
(過去に税理士試験を受けてた経験上からの話)
毎年レックやタック、大原に課金し続ける資金力。
仕事が終われば自習室に籠って閉まるまで勉強。
受験、仕事、寝るのトライアングルが延々と続く。
気が付けば人間関係は、受験予備校の人が中心になっている。
普通の人なら2年か3年で見切りをつけて撤退します。
公務員や会社員となって資格業界から姿を消す。
引き返せない人、諦められない人が延々と受け続ける。
その内の一握りの人が合格を勝ち取ると。
難関士業はある種の無間地獄です。
いつ終わるか分からない受験生活。
突破できれば人生は確実に変わる。
少なくとも資格で喰っていけない状況には陥らない。
(富裕層やアッパーミドルになれるかは別問題)
行政書士ほど営業力は問われない。
行政書士の数分の一の努力で数倍の売上が確保できると聞く。
それも合格できて登録できればの話。
合格できなきゃ、膨大な時間を無駄にした形になる。
(大半は挫折して消えてゆく)
人生が変わると言っても、新卒で大企業の総合職や公務員になった人と比べると…
司法書士試験でも受けなければ合格できない。
10年掛かっても合格できた人は、10年前に受験を決意したから。
端から合格できないと思った人は受験すらしない。
合格までくさらずに頑張れたからの結果。
その意味では司法書士の資格は、10年前の自分からのプレゼントかなと思います。
司法書士も楽して稼げる商売ではないでしょうが。
ネットフリックスの地面師を見ていると特にそう思う。
あんな怖そうな人たちと対峙なんかしたくない。
司法書士の人に地面師の話を聞いてみると。
ヤバい怖そうな人は普通にいるよ。
サラっと言われました。
今日はここまで。
Posted by ミスター・フー at
08:21
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