2024年10月06日
司法書士試験は10年間諦めない執念深さが必要なんだろうな
司法書士試験合格は10年前の自分から届いたプレゼント
今日は司法書士試験について。
先日に司法書士試験の合格発表がありました。
そこで知り合いが合格したと又聞きしました。
(本人からは聞いていない)
同業者の噂はすぐ広まって行きます。
同業者に一人でも知られたらあっという間に広がります。
悪い噂も良い噂も。
思うに難関士業は二つの傾向に分かれると思っています。
短期決戦型と長期化する試験。
短期決戦型は、公認会計士や不動産鑑定士のイメージがあります。
公認会計士は監査法人に就職できないと会計士になれない。
不動産鑑定士も鑑定士事務所や会社で修行しないと厳しい。
鑑定士事務所は税理士や司法書士ほど裾野が広くない。
合格後に就活が必要な点で、実質的な年齢制限がある様に思える。
40過ぎで合格しても、就職活動が辛い。
対して税理士や司法書士、司法試験は長期化する傾向があります。
税理士は科目合格制、司法書士も即独可能、司法試験は言わずもがな。
税理士も司法書士も修行先には事欠かない様に見える。
司法書士試験は長期化する傾向があります。
私の周囲でも早い人で5年くらい。
大体は8年とか10年かかっている方が多い。
税理士も大学院を使っても4年~が一般的かなと。
司法書士試験の真の難しさは、何時合格できるか分からない試験に挑戦し続けることかと思っています。
20代から30代前半でスタートして40前後で合格。
知っている司法書士はこのパターンが多い。
試験問題の難しさや受験生の質などもあるでしょうが。
10年後に受かってるか分からない試験を諦めずに受験し続けるモチベーション。
常人には持ちえない精神力ですね。
中には本試験は恒例イベントと日常化した人もいますが。
長期化する人は、受験生が日常になって最初のモチベーションとは違ったものになるかなと
(過去に税理士試験を受けてた経験上からの話)
毎年レックやタック、大原に課金し続ける資金力。
仕事が終われば自習室に籠って閉まるまで勉強。
受験、仕事、寝るのトライアングルが延々と続く。
気が付けば人間関係は、受験予備校の人が中心になっている。
普通の人なら2年か3年で見切りをつけて撤退します。
公務員や会社員となって資格業界から姿を消す。
引き返せない人、諦められない人が延々と受け続ける。
その内の一握りの人が合格を勝ち取ると。
難関士業はある種の無間地獄です。
いつ終わるか分からない受験生活。
突破できれば人生は確実に変わる。
少なくとも資格で喰っていけない状況には陥らない。
(富裕層やアッパーミドルになれるかは別問題)
行政書士ほど営業力は問われない。
行政書士の数分の一の努力で数倍の売上が確保できると聞く。
それも合格できて登録できればの話。
合格できなきゃ、膨大な時間を無駄にした形になる。
(大半は挫折して消えてゆく)
人生が変わると言っても、新卒で大企業の総合職や公務員になった人と比べると…
司法書士試験でも受けなければ合格できない。
10年掛かっても合格できた人は、10年前に受験を決意したから。
端から合格できないと思った人は受験すらしない。
合格までくさらずに頑張れたからの結果。
その意味では司法書士の資格は、10年前の自分からのプレゼントかなと思います。
司法書士も楽して稼げる商売ではないでしょうが。
ネットフリックスの地面師を見ていると特にそう思う。
あんな怖そうな人たちと対峙なんかしたくない。
司法書士の人に地面師の話を聞いてみると。
ヤバい怖そうな人は普通にいるよ。
サラっと言われました。
今日はここまで。
Posted by ミスター・フー at 08:21│Comments(0)