2022年11月28日
建設業許可の電子申請で行政書士の仕事が変わる

2023年の1月から建設業許可の電子化がスタートします。
ちなみに大阪府や京都府、兵庫県などは従来通りの対応です。
ときおり電子化で仕事が無くなると煽る記事を見かけますね。
東京などの大手法人がネット広告でクライアントを根こそぎ掻っ攫っていくとか。
電子化すれば行政書士が関与しなくても申請できるからお払い箱とか。
実際のところ、如何なのでしょうかね。
不安を煽り自分達の商品を売りつけるポジショントークか。
もっともこの記事も行政書士側のポジショントークなのですが。
先に電子化が進んでいる在留資格など入管申請。
電子申請で仕事が減ったとは寡聞にして聞きませんし。
添付資料が多くなると、従来通りの窓口申請になります。
(1申請で送信可能な容量が5メガと非常に少ない)
配偶者ビザ関連の写真を多数提出する案件は、窓口申請になりますね。
話を戻しますね。
個人的には建設業許可の仕事が無くなるとは思えないです。
理由は幾つかあります。
まずは許可要件が簡単になった訳では無いです。
書類をネットで送信できる様になっただけです。
これだけでも南港に行く手間が掛からない分、有難い話です。
添付書類の一部はネット内で完結できるので、行政書士的にも有難い話ですかね。
(実際に稼働していないので、どうなるかは不明だけど)
それこそ確定申告並みに、確認資料や添付書類一切なしで受け付けるなら話は別です。
そうなると…
許可制度は形骸化すると思います。
建設業法が目指す所が達成できなくなるかと。

行政書士的には、書類の作成は本当に一部分に過ぎません。
行政書士は申請書の空欄を埋めるだけではないです。
本当の仕事は要件と申請者のすり合わせ作業です。
要件を満たしているか、要件を書類に落とし込めるか、
要件を満たしていない場合は、どうすれば良いのか?
これらを考えるのが行政書士の仕事です。
それが本業の片手間に出来るならば、電子化以前に昭和の時代に行政書士業務から消えています。
次に電子申請の方が難易度が高くなると思います。
全員が全員、ネット申請に対応できる訳では無いです。
ぶっちゃけ事務系の仕事以外の人はPC作業が苦手な傾向があります。
(仕事でPC使わないと全然分からなくなります。)
家でエクセルやPDFを加工する人は、ほぼ居ないと思います。
自宅で使うのは、YouTube動画やTwitterなどのSNS位では無いでしょうかね。
また役所が提供するシステムは、非常に使い勝手が悪い面があります。
感覚的な操作とは程遠いのが現実です。
あと建設業許可や宅建業免許は、意外と手書きの申請書が多いです。
またご自身でされる場合、窓口で聞きながら作成していた人にとっては悲惨です。
窓口が無くなれば、聞きながら申請できなくなるのですから。
メールで送信しても、返信は数日後とかになる可能性が高いです。
役所の性質上、苦手な人を切り捨てる事ができません。
電子申請でも窓口は残り続けるでしょう。
(縮小はされると思いますが)
建設業許可の全国展開も現時点では難しいかと。
都道府県ごとのローカルルールや添付書類の確認。
新規許可や業種追加など添付書類が膨大にある物は、zoomで確認するのは負担が大きすぎます。
それ以前に顧客が嫌がるでしょうし。
経審が絡まない決変や単純更新なら可能かもです。
本日(11月28日)に国交省のセミナーがあるので、どの様になるのかを確認できます。
大阪は数年後になると思いますが、勉強しておくに越したことはないです。
レジュメを見ると、申請画面で行政書士情報の入力欄と、業として建設業許可申請は行政書士だけと表示される様で。
行政書士会の成果ですね。
もっとも委任者が行政書士ではなくても入力できる仕様です。
今日はここまで。
Posted by ミスター・フー at
08:18
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2022年11月26日
トースト用に購入したKanpyの白桃ジャムはヨーグルトの方が相性良し。

今日は朝食のお供、トーストに塗るジャムの紹介。
先日、事務所近くのスーパーでカンピーの白桃ジャムなるものを見かけました。
朝食にジャムを塗ったパンを食す事が多いので、手に取ってしまいました。
(ソントンのカスタードとジャムを交互に)
カンピーとは加藤産業なる会社のジャムブランドです。
紙カップジャムでは、ソントンと双璧をなすブランドの様で。
イメージキャラも同じようなピーナツに手足を生やしたものです。
最近はソントンよりカンピーを置いている店が多い印象。
その為、カンピーは最近の会社かと思っていましたが…
創業は1956年で関西ピーナツという会社だったそうで。
http://www.katosangyo.co.jp/kanpy/history/
ちなみにソントンは1942年創業です。
どちらも老舗ですね。
どちらもピーナツクリームからスタートしています。
https://www.sonton.co.jp/enjoy/origin/
カンピージャムの歴史なるページを拝見すると…
紙カップのジャムは2005年と比較的?新しい商品の様です。
ジャムメーカーの歴史は兎も角。
白桃ジャムに話を戻します。

白桃ジャムの名前と価格に釣られて購入しました。
メーカー曰く
白桃の爽やかな香りと甘みに食感も楽しめるよう仕上げました。廃棄に便利な紙カップを使用しています。糖度58度(中糖度)
早速、次の朝食にて食べてみました。
蓋を開けると、白桃を煮詰めた様な感じのジャムが出てきます。
果肉は見当たりませんでした。
100円のジャムに果肉を求めてはいけませんね。
スプーンで掬って見ると、サラッとした感じがします。
水分が多い目なのでしょうか。
トーストに塗るには丁度良いかなと思います。

実食の感想ですが。
酸味と甘味のバランスが非常に良いですね。
これからは白桃ジャムもウチのレギュラーになりました。
あと白桃ジャムですが、ヨーグルトにも非常に合います。
むしろパンよりもヨーグルトの方が相性が良い気もします。
カンピーですけども、ジャムでも変わり種があります。
ほうじ茶ラテクリームや抹茶クリームなど。
機会があれば購入してみようと思います。
今日はここまで。
Posted by ミスター・フー at
18:02
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2022年11月20日
来年の年賀状の手配が完了しました。

今日は年賀状について。
個人の場合、年賀状じまいなどで出さない人も増えています。
行政書士など個人事業主の場合は出さざるを得ないです。
今年もあて名印刷を業者にお願いしました。
11月20日まで早期割引で印刷代が4割引でした。
あとTwitterで割引クーポンを発見して、数百円安くなっています。
同じ印刷会社を使っている理由は、住所録を登録しているから。
毎回登録し直すのが面倒なので、毎年ここで作成しています。
毎年この時期に、宛名リストの更新を行っています。
新しく増えたお客様や協力者、同業者などなど。
逆に宛名リストから名前を削除するケースも。
・一度会っただけで、それっきりの人。
・こちらが出したけど、返信が無かった人。
・こっちから出さないと返信が来ない人。
・年賀状じまいをされた人。
これらの方は出さないでも良いのかと思います。
この様な感じで宛名リストが更新されます。
この様にサイトに宛名情報が溜まっていくと、他所の印刷会社に頼めなくなってきます。
理由は宛名リストを入力し直すのが面倒だから。

この部分は行政書士事務所の経営にも同じことが言えます。
建設業許可などの許認可業務を受注すると、クライアント様の許可に必要な情報が溜まっています。
次回の更新や他の営業許可を取る時にも、以前の情報や定款などのデータが役に立ちます。
お客様側としても、ヒアリングの負担を減らすことができます。
行政書士側も負担が軽くなると正にウインウインの関係です。
入管などの一見の方も同じような事を仰っていました。
もう一度同じ話をするのは面倒なので先生にお願いしますと。
行政書士のヒアリングは数時間かかるので、何度もしたくないものですね。
行政書士はお客様の負担を減らす為にあります。
それはともかく、
新人のころは全部手書きで書いていました。
今は件数が増えてきたのと、見栄えの問題から印刷会社に外注しています。
あて名印刷を外注すると、非常に楽ですね。
毎年年賀状を書くのが負担でした。
今日はここまで。
Posted by ミスター・フー at
08:56
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2022年11月12日
代金の踏み倒されは金銭的な面もさることながら精神的にダメージが大きい

今日は行政書士業務の報酬について。
先日、Twitterにて社労士の方が報酬を踏み倒されたツイートしていました。
正確には申請書一式を作成して役所に提出後、依頼者が申請を取り下げ。
社労士との契約を強引に解約して、社労士が作成した書類を使って自己申請したと。
件の事務所は完全成功報酬を取っていた為、取り下げだから報酬は発生しない形。
モラルもへったくれも無い話ですね。
この手の代金後払いの踏み倒しは士業に限らず結構あります。
何だかんだ理由を付けて、お金を払わないや大幅な割引を迫る等。
内容証明郵便での催告、最悪は裁判や少額訴訟という手もありますが…
開き直られたら打つ手なしが現実ですね。
失う信用も金銭も無いから痛くも痒くもない。
いわばノーダメージってヤツです。
実質的に泣き寝入りすることになるケースも。
コストとリターンが釣り合わなさ過ぎて。
金銭的な負担や余計な手間もダメージがありますが…
それ以上に心へのダメージが大きいです。
依頼者の為に全力を尽くして、頑張った結果がこれですからね。
暫くは何もやる気が出ないです。
少なくとも私はそうなります。

私は全額後払いは採用していません。
建設業や宅建業などの許認可の場合は、最低でも役所の手数料は頂戴します。
建設業許可の新規だと9万円かかります。
立て替えでその後に連絡が取れなくなったら最悪です。
最低でも役所の手数料だけは貰う形にしています。
最低限の金銭を受領してから、業務スタートします。
(最低限の下調べとかはしておくけど)
残りは役所に受理された段階で回収です。
(受理されれば欠格要件に引っ掛からない限りは許可が出る)
入管業務の場合は着手金を半額もらう形です。
着手金が入金されてから、業務開始になります。
残りの半額は在留資格認定証明書や結果のハガキと交換ですね。
この点で入管業務は報酬の取りっぱぐれが無いのが良いですね。
言葉が悪いですけど、成果物を人質に取れるので。
建設業許可などの場合は、それが出来ないのが辛いです。
許可証や通知がお客様の事務所に郵送される形なので。
役所からの通知が来たことを教えてくれない方も少なくないです。
(初回の方はほぼ全員教えてくれない。)
行政書士側から連絡しないと放置される事が多いです。
建設業許可の検索サイトを叩いて、お客様の状況を把握します。
商売をしていると、性善説から性悪説になっていきます。
本当に痛い目に遭います。
大半のお客様は請求書を出したら直ぐにお支払い頂けます。
ほんの一部の人ですが、ダメージは大きいですね。
お客様を信用するけども、万が一のトラブルを避けるためにも…
完全成功報酬の全額後払い方式は、止めておきましょう。
特に一見さんは絶対にダメです。
今日はここまで
Posted by ミスター・フー at
09:57
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2022年11月05日
YouTubeに集客用動画を10本ほど上げた結果

今日は入管系行政書士がYouTubeに動画をアップした途中結果を書きます。
私は集客を目的に、入管手続きのポイントを解説する動画を作成しています。
基本的にはビデオカメラで話している様子を撮影するだけ。
如何なる加工も施していません。
ユーチューバー行政書士の様に、効果音や字幕を付けるなどの加工すれば良いのですが…
イマイチ何をしたら良いのか分からないので、撮った物をそのままアップしています。
とりあえず15本ほどアップしてみました。
結果ですが、現時点では集客に全く貢献していません。
せいぜいサイトにYouTubeの被リンクが付いた程度です。
再生回数も一番多いので20回再生です。
その他の動画は4とか5という寂しい数字が並びます。

良かった部分は、動画の作り方っが分かってきた事です。
・台本が無いと話すのが難しい
・画質よりも音声がネック
・言葉はゆっくりと話す
・zoomの共有を使えば、書類やパワポのプレゼン風に
・サムネイルは作ろう
・視聴はYouTubeの検索だのみ
・若い女性でなくても戦えるかも
・積み上げができる
とりあえずこんな感じですね。
動画を取る前に、台本は必須かなと思います。
ぶっつけ本番で撮影すると、「えー」とか「あのー」がやたらと入ります。
何を話そうか考えている時間は、無言で空白になります。
次は音声ですね。
PC備え付けのマイクを使うと、音声が非常に小さくなります。
イヤホンを付けて、音量を30~40にしても不鮮明です。
下手すると何を言っているのか分からない状態。
専用のマイクを買うことになります。
ビデオカメラにも、細長いマイクがついています。
パソコンで撮影する時も少し良いマイクが必要ですね。
1000円くらいのマイクだと音が小さくなります。
次に出来る限りゆっくりと話すことです。
2倍速で聞いても、聞き取れるレベルに。
普通に話していると、早口になっています。
録音された音が小さくて早口だと…
本当に何を喋ってるのか、分かりません。
zoomのレコーディングを使えば動画を撮影できます。
共有を使うとパワポやWordの資料を見せながら話せます。
pcの通信環境やスペックが低いと、画質も音声も悲惨です。
YouTubeは最初の画面を別画像で作る事ができます。
これがサムネイルと言われる部分です。
出来るならば作った方が良いでしょう。
ユーチューバーはサムネイルが命と言ってるくらいです。
視聴はYouTubeの検索だのみになります。
行政書士の業務解説は、トップページのオススメに出ません。
必然的にYouTubeの検索からになります。
同業者向けの動画ならチャンネル登録も期待できますが…
業務解説系は登録者数は増えないでしょう。
YouTubeを始める前は、女性が圧倒的に有利だと思っていました。
確かに圧倒的に有利なポジショニングだと思います。
士業の動画を見るようになってから、若い女性だから有利でもない事に気付きました。
相続ジャンルの士業は、税理士の長老先生の動画でした。
相続で検索すると、御大の動画で溢れかえっています。
再生数も他の動画とは桁が二つほど違いました。
必ずしも女性だから圧倒的に勝てる物でもない様です。
最後にYouTube動画は積み上げができます。
一度アップしたら、YouTubeに残り続けます。
TwitterやFacebookの様に流れていきません。
積み上げができるのは有難いですね。
検索だのみで積み上げが出来なければ、やる意味がないかなと思います。
現時点で集客にもアクセスアップにも貢献していないです。
もう少し動画の数を増やしてみようと思います。
今日はここまで。
Posted by ミスター・フー at
16:09
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2022年11月04日
日本人と韓国人の国際結婚は書類集めが比較的に容易。

今日は配偶者ビザの話でも書こうと思います。
入管系の仕事は大きく分けて二つに分かれます。
一つは技術・人文知識・国際業務(技人国)や特定技能などの就労系ビザの仕事。
もう一つは、国際結婚、帰化、永住などの身分系ビザや国籍取得系。
私の事務所は、どちらかと言うと身分系の仕事が多いです。
(立地的に就労系は数多く来ない)
就労系の仕事は、大阪でも中央区や北区などのオフィス街が多い印象。
私が事務所を開いている場所は、都会の中の田舎です。
駅前だけど完全な住宅街立地になります。
なので就労系は殆ど来ません。
(大々的に告知していないから来ないのも当然ですが)

私の事務所で比較的に多いのが、国際結婚系の案件です。
韓国の方と日本人の国際結婚の相談が比較的多い目でしょうか。
正確には結婚手続きが終わったから、配偶者ビザを取りたいが半分。
残りはこれから結婚するから、手続き方法を教えて欲しいが半分。
韓国人との国際結婚はこちらから
詳しくて分かり易いと評判です。
国際結婚は、両方の国で手続きが必要になります。
韓国人と日本人の場合なら、大韓民国と日本ですね。
日本と韓国の手続きは、他の国と比べると比較的にシンプルです。
どちらも役所に婚姻届と独身証明書(婚姻要件具備証明書)などの公的書類提出でOKです。
国によっては役所の掲示板に掲示が必要だったり、宗派での儀式が必要だったりします。
それはともかく、意外と大変なのが本人確認書類です。
日本で国際結婚する場合、外国人パートナーの母国の役所で書類を準備する必要があります。
母国の書類を駐日の本国大使館で、婚姻要件具備証明書を入手するなど。
二重三重の手続きが必要になります。
韓国の場合は、韓国大使館や総領事館で公的書類を取得が可能です。
必要な書類は以下の通りです。
・基本事項証明書
・家族関係証明書
・婚姻関係証明書
これらが日本国内で準備できます。
日本に来る前に取得したり、向うに居る親族にお願いする必要が無い。
非常に素晴らしいです。
しかも申請書は日本語の書類なので、ハングルが分からなくても書類が作れます。
しかし出てくる書類はハングルなので、日本語への翻訳が必要です。
韓国語ができる人は、ご自身で和訳できますが。
そうでない場合は、翻訳会社や翻訳できる人にお願いする必要があります。
意外と翻訳代がバカになりません。
安い所でA4一枚で3000円くらいが相場ですね。
高い所になると5000円~という感じになります。
日本人が韓国で手続きする場合は、日本大使館で婚姻要件具備証明書が必要です。
これは区役所で戸籍謄本を持って行かないと取れないです。
日本人の婚姻要件具備証明書ですが、日本の法務局で作ると
ハングルに翻訳が必要になります。
日本大使館だと翻訳がついた物が出てきますので翻訳代が掛かりません。
その代わり発行されるまでに時間が掛かります。
とりあえず今日はここまで
Posted by ミスター・フー at
09:41
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