2024年07月17日
昔から日本に居る外国籍の方の公務員試験

外国籍だと帰化しないと日本の警官や消防官は難しい
入管業務をしていると、高校生や大学生から相談が来ます。
行政書士業務で、学生さんから相談や依頼が来るのは入管業務ならではでしょうか。
学生が単独で帰化申請する方法について
入管業務でしたら、留学ビザ→就労ビザへの変更。
就労系ビザを取り扱う行政書士は、冬が繁忙期になります。
帰化申請も就職前や公務員になりたいという相談を受けます。
最近は外国籍の方でも公務員になれないことはありません。
警察官や消防官、自衛官などの公安系職種は、国籍条項あります。
また国家公務員も同様です。
公務員志望の方からの相談は、日本で消防士や警察官になりたい方から。
相談を受けていると、行政書士というより進路指導の先生になった気がします。
学生でも要件を満たしているなら、単独でも帰化申請できます。
学生で帰化する場合、ご両親の審査が中心です。
ご両親が生計要件などを満たしていない場合、卒業後に一定期間待つ必要あります。
新卒で警察や消防署に就職は難しいです。
幸いと言うべきでしょうか…
最近の公務員試験の年齢制限は緩やかです。
30歳代でも受験資格がある役所が増えています。
個人的には30過ぎで、警察学校や消防学校に入るのは厳しい気がしますが…
(体力がついていくか?)
外国籍、公務員で検索すると、何処かの自治体で国籍条項を撤廃したとニュースが出てきます。
大阪は昔から外国人が公務員になることができました。
私が高校生の時には、大阪府や大阪市は行政事務だと受験資格がありました。
大阪の場合、定住する外国籍の方が多かったこともあるのでしょう。
ただし担当職務は限定されています。
許認可を取り扱う部署や管理職は、なれない制限があるようです。
公権力を行使するのは、日本人のみとあります。
(何処の国も同じだと思いますが)
東名阪など大都市の自治体は、昔から受験資格があったと思います。
職員の人数や採用人数が多い自治体が中心です。
地方の自治体の場合、職員数や採用数の関係上、難しい部分もあると思います。
採用数が若干名や1名や2名の役所で、職務に制約ありの人を雇うのは厳しいです。
外国人に門扉を開く採用試験は、自治体の行政事務や技能職、教員が中心です。
国家公務員、警察官は対象外。
消防官はごく少数は、外国籍の方でも受験できるところも。
(明確に受験資格ありと書かれた所は1か所だけ)
もし興味がありましたら、探してみてください。
ネットで検索したらすぐ出てきますが。
ちなみに消防団は、外国籍の方が増えてきています。
現在は500名近い方が消防団に入っていると聞きました。
今日はここまで。
Posted by ミスター・フー at
18:30
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