2024年05月27日
新規参入の行政書士は業務の協力者を見つけよう

新人行政書士の「営業か実務か?」、協力者と見つけるのが先。
新規開業の行政書士の悩みポイント。
実務が先か営業が先か。
答えがあるのか分からないけど。
SNSでは大抵は、「営業が先」という結論に行く。
その後でマーケティングだネット集客という話になるのか。
または人と会うとかもある。
税理士や司法書士、社労士の様に就職して勉強する選択肢がないのが辛いですね。
もっとも勤務の経験があるのと、事務所経営の成功は=ではないですが。
軌道に乗せられない行政書士のジレンマ。
営業しないと顧客が来ない。
実務経験がないから営業が怖くてできない。
実務経験を積むには顧客が必要。
経験を積めないから営業できない。
何時まで経っても抜け出せない不毛なループ。
そうしているウチにダブルライセンスを目指す。
社労士や司法書士の勉強を始める。
私も長い間、無限ループから抜け出せなかったので気持ちがわかる。
営業も大事だし、実務ノウハウも大事。
どちらが先という関係にあらず。
私が最初期に一番大事と思うことは…
協力してくれる人を作ること。
これに尽きます。
その為に研修会でも支部の活動でも知り合いを増やすこと。
本会の研究会や専門部会の先輩、
ひよこ狩りセミナーの先生でも良いです。
とにかく協力者を見つけることじゃないかと思います。
私も建設業許可の初案件は一緒にしてもらいました。
(協力者はただ居ただけで、報酬の半分を持って行きました)
面談の場に居てもらえるだけでも精神的に全然違います。
(思い切り間違えていたら、助け舟くらいは出してもらえる)
業務を覚えるために全力を尽くすのは当たりまえ。
同時並行で営業を進めるのも当たり前。
最初に協力してくれる人を見つけること。
これが一番大事だと思います。
面の皮が分厚くて、ド厚かましい性格しているなら…
ほとんど面識がない人にも詳細な質問をすることもできるでしょう。
この記事を読んでる人は、そうでない人が多い。
この手の性格の人は行政書士より宅建業向きです。
そっちの方が稼げますよ。
それはともかく営業が先か…
これを言う人は、1人で完結させたい意識が強いです。
最初は1人でやる必要ありません。
協力者を見つけるのです。
見つけるのです。
ですですです…
今日はここまで
Posted by ミスター・フー at
08:33
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2024年05月12日
行政書士は一等地の住所を使ってハッタリを利かせられるか?

行政書士のレンタルオフィスに大きなデメリットは無い。
今日は行政書士とレンタルオフィスについて。
最近はレンタルオフィスで開業する先生が増えています。
弊所の都会の中の田舎支部でも。
新人さんの多くは自宅住所かレンタルオフィス。
行政書士は事務所要件がかなり厳しいです。
独立した個室や事務機器など内装にも要件があります。
さらに新規の場合、本会の職員による訪問調査があります。
事務所要件だけなら、建設業許可の営業所や経営管理ビザ並みです。
最近の大阪府より行政書士事務所登録の方が厳しいかも。
レンタルオフィスで経営管理ビザを取るときの注意点
そんな厳しい要件にも関わらず、レンタルオフィスの行政書士が増えています。
行政書士や経営管理ビザなどの要件に耐える物件が増えてきたためでしょう。
(役所などの登録に耐えられない物件は人気がでない?)
最近はレンタルオフィスが増えてきました。
少し前は本町や梅田くらいしか無かったのですが…
最近は住宅街にもレンタルオフィスが。
レンタルオフィスはメリットが色々あります。
まずコストが安いことです。
独立事務所を借りると、内装や敷金など意外と取られます。
レンタルオフィスだと、内装費や敷金・礼金不要な所が多いです。
また撤退するときに撤去費用が掛からないのも魅力です。
自営業は身軽さが一番です。
次は自宅住所を公開しなくても良い。
特に女性行政書士や入管業務するなら大きなメリットです。
次に立地条件ですね。
レンタルオフィスは駅前の一等地にあることが多いです。
大阪なら本町、梅田、天王寺、難波など見栄えがする住所です。
名刺やパンフレット、HPの会社概要に本町や梅田が入ります。
パッと見、一等地に事務所を構えるやり手に見えます。
正直、私もレンタルオフィスで事務所を始めたかったです。
撤退する時のコストが安い。
これに尽きます。
それはともかく一等地に住所があれば開業は有利か?
住所だけでハッタリを利かせるのは難しい気がします。
レンタルオフィスは、すぐにバレます。
住所を検索すると、レンタルオフィスのサイトがヒットします。
また新人さんと名刺交換した時に、一等地のオフィスビルの名前が出た時…
レンタルオフィスを借りたんだと、すぐに分かります。
私の周囲の話になりますが。
レンタルオフィスでの事務所は短期間な人が多いです。
だいたい3パターンに分かれます。
① 上手く行って独立事務所に引っ越し。
② 閑古鳥で家賃が払えず撤退。
③ 鳴かず飛ばずで延々と借り続ける。
まずは①経営が軌道に乗ったケース。
レンタルオフィスだと手狭になるので早々に独立事務所へ引っ越し。
多くの人が目指すサクセスストーリーですね。
実際にそういう人も居ます。
次は②です。
家賃が払えず自宅事務所へ転向。
または住所でハッタリが利かない事が分かり撤退。
気が付けば週に1回か2回、郵便物を取りに行くくらいとか…
人に聞くと、頻繁に人が入れ替わると聞きます。
大体は売り上げ不振で消えるとか。
近所のレンタルオフィスも頻繁に募集が出ています。
FacebookやGoogle検索のネット広告もバンバン出てる。
ラストは③です。
②に次いで③の人も多いです。
家賃が払えるくらいはあるけど、独立事務所まで行けない。
中途半端な状態をズルズルと行くケース。
最近はテレワークが発達して、面談もzoomですることが多くなりました。
利便性が高い場所になくても困らないです。
行政書士の場合、レンタルオフィスに大きなデメリットは無いと思います。
銀行口座も個人の物、融資を受けることもほぼない。
ただ一等地の住所に過度な期待は禁物です。
今日はここまで
Posted by ミスター・フー at
11:02
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2024年05月05日
役所のシステムが複雑で難解である限り行政書士の仕事は無くならない

ITやDXで行政書士の仕事は無くならない…かも?
今日は行政手続きのデジタル化で行政書士はどうなるかについて。
似たような話を何度か書いた気がします。
前は建設業許可の電子化。
その前はワンビザで入管業務が壊滅する話だった気がします。
デジタル化で大規模事務所の台頭。
リーガルテックの躍進。
最近は…
IT化が進んでも、行政書士の仕事は無くならない様な気がします。
理由は日本の非効率極まりないデジタル化が原因かと。
デジタル化すればするほど、手続きが複雑化しているように思えます。
紙とデジタルの悪いとこ取りして悪魔合体した代物。
UIもへったくれも無い使い辛いシステム。
CCUS、JCIP、在オン、jGrants、その他役所関係のシステム…
どのシステムも○○システムが!と叫びたくなる。
平日の9-17しか使えないシステムとか…
感覚的に使えるシステムではない。
特にCCUSの素晴らしさは特筆モノでしょう。
正直、紙で作った方が早い…
また審査もシステムより紙の方が早い。

ITで士業を滅ぼそうとするなら…
今ある制度やシステムを全て廃止して、ゼロベースで組み立てる必要があるかと。
実際問題として、そんなことは出来ない。
またデジタルで手続きが簡素化されたかと言うと…
紙の手続きを無理やりシステムに置き換えた感じ。
紙の時なら窓口で相談や交渉出来ましたが…
システムになると、この手の方法が使えない。
問合せがメールしかなくレスが1週間後とか普通。
書類が作れても不備があると受理されない。
不備の理由も難解な定型文のみ…
日本のシステムなのにGoogle並みの難解さ。
最近はPCを持っていない人も普通に居ます。
行政書士がお世話になるシステムは、PCスキルやPDF、画像加工が出来ないと話にならない事が多いです。
要は○○システムが続く限り…
行政書士の仕事は無くならないと思います。
対応できない人から依頼が増える形になることも…
弊所でのCCUSの半数近くは、PC持ってない、連絡は電話と郵送のみ…
今日はここまで。
Posted by ミスター・フー at
16:00
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