2024年05月05日
役所のシステムが複雑で難解である限り行政書士の仕事は無くならない

ITやDXで行政書士の仕事は無くならない…かも?
今日は行政手続きのデジタル化で行政書士はどうなるかについて。
似たような話を何度か書いた気がします。
前は建設業許可の電子化。
その前はワンビザで入管業務が壊滅する話だった気がします。
デジタル化で大規模事務所の台頭。
リーガルテックの躍進。
最近は…
IT化が進んでも、行政書士の仕事は無くならない様な気がします。
理由は日本の非効率極まりないデジタル化が原因かと。
デジタル化すればするほど、手続きが複雑化しているように思えます。
紙とデジタルの悪いとこ取りして悪魔合体した代物。
UIもへったくれも無い使い辛いシステム。
CCUS、JCIP、在オン、jGrants、その他役所関係のシステム…
どのシステムも○○システムが!と叫びたくなる。
平日の9-17しか使えないシステムとか…
感覚的に使えるシステムではない。
特にCCUSの素晴らしさは特筆モノでしょう。
正直、紙で作った方が早い…
また審査もシステムより紙の方が早い。

ITで士業を滅ぼそうとするなら…
今ある制度やシステムを全て廃止して、ゼロベースで組み立てる必要があるかと。
実際問題として、そんなことは出来ない。
またデジタルで手続きが簡素化されたかと言うと…
紙の手続きを無理やりシステムに置き換えた感じ。
紙の時なら窓口で相談や交渉出来ましたが…
システムになると、この手の方法が使えない。
問合せがメールしかなくレスが1週間後とか普通。
書類が作れても不備があると受理されない。
不備の理由も難解な定型文のみ…
日本のシステムなのにGoogle並みの難解さ。
最近はPCを持っていない人も普通に居ます。
行政書士がお世話になるシステムは、PCスキルやPDF、画像加工が出来ないと話にならない事が多いです。
要は○○システムが続く限り…
行政書士の仕事は無くならないと思います。
対応できない人から依頼が増える形になることも…
弊所でのCCUSの半数近くは、PC持ってない、連絡は電話と郵送のみ…
今日はここまで。
Posted by ミスター・フー at 16:00│Comments(0)