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2023年04月30日

入管業務で一匹狼は止めとけと言いたい

昨日から世間様ではゴールデンウイーク。
最大9連休と超大型連休。
会社員をしていた時はGWは休めず。

自営業の今は仕事が止まり暇を持て余す。
しかも休日なので問い合わせも全然来ない…
人生なかなか上手く行かないようにできてますね。

今日は入管業務について
入管業務は人気業務です。
水際対策がほぼほぼ終わり外国人の入国が復活しつつあります。

もう少ししたら入管バブルが復活するかも?
そのためか最近は国際業務を専門にしたいと言う人が増えた感じです。
2年前は建設業か相続ばっかりでした。

入管業務は単価も悪くないし、集客も建設業ほど難しくない?
案件数が増えるなら自分にもチャンスがあるかも…
そのように考えても不思議ではないですね。

私も入管業務をしていますが…
難易度が高い業務だと思いますよ。
新人さんを威嚇する為に言ってるのではなく、マジでそう思います。

入管業務で一匹狼は止めとけと言いたい



入管業務は条文に書かれていない内部規定が非常に多い。
また建設業許可みたいに詳細な手引きがある訳でもない。
入管の審査は裁量が大きくて、見通せ無い部分があります。

どういう事かというと…
入管のHPに書かれている書類だけ出しても許可が出ないことが多いです。

在留資格の種類ごとに仕事のやり方も全然違います。
身分系、就労系、経営管理で作る書類の性質が変わります。

入管業務のバイブルに山脇本と呼ばれる本があります。
お世辞にも読みやすいとは言い難い。

他の専門書もありますが、読んだだけでは…
専門書は簡単すぎるかマニアック過ぎるかの二択。

他の許認可業務との最大の違いは、役所に質問がし辛いことです。
建設業許可とかなら、府庁や相談窓口があります。
疑問点があれば、電話や府庁に行けばイエスかノーがハッキリ分かります。

何か疑問点があって、役所に聞こうとします。
配偶者ビザなら永住審査部門ですが、電話番号が公開されていません。

ネット上で公開されているのは、インフォメーションセンターだけ。
ここは簡単な書類の書き方とかの説明が中心。
複雑な話は、審査官に聞かないと分からないと回答されます。

インフォメーションセンターの担当者は、外国籍の人が多いです。
(多言語対応する必要があるため)
そのためか複雑な話になると、説明が通じないことも。

次に審査部門の直通番号が分かったとします。
入管は電話が繋がりません。

電話の担当者は少人数で常に通話中。
何度も電話しても、「ツーツー」という音が流れるだけ。
延々とリダイヤルは入管業務あるあるです。

聞きたいことが有って、繋がったのが2日後とかザラにあります。
(つい先日の私がそうでした)

先輩行政書士の体験談に、とりあえず受任して役所に聞きまくった。
この様な話を聞くことがあると思います。
入管業務はこれが出来ないです。

入管業務で疑問点を解決するには、同業者の繋がりが非常に大事です。
特に最初は先輩行政書士の協力がないと詰みます。
というか絶対に事故ると言いたい。

協力してくれる先輩が居ない。
そういう繋がりを作るのが苦手。

また行政書士には支部や本会に入管系の研究会などもあります。
この手の団体は、ある程度の貢献を求められます。

支部活動や研究会の仕事を手伝わないと伝手は作れない。
知識やノウハウで貢献できなければ、労働力と自分の時間で貢献するしかないです。

正直時間も取られるし、飲み会などに参加する必要も出てくる。
やりたくない人も多いかと思います。

入管業務をするなら、繋がりを作ることが重要。
入管系の人はこの手の繋がりを重要視する人が多い。
(建設系はそうでもない感じがします)

別にやれとは言いません。
ただ国際行政書士で生きて行きたいなら、避けては通れない道かと。

今日はここまで




Posted by ミスター・フー at 09:39│Comments(0)
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