2022年07月16日
行政書士のマーケティングは、何が当たるか分からないものです。

少し毒を吐いてしまった。
(SNSで言うと炎上しそう・・・)
この数年、私が所属する支部に新人行政書士が続々と参戦中。
この2年で全体数が15%ほども増えた。
私が所属する支部は、都会の中の田舎みたいな立地。
許認可系の業務より個人客が多い。
何方かと言うと入ってくる人が少ない。
少ない時は1年に2人か3人くらい。
それも公務員や警察官上がりの定年退職組が多い。
YouTubeやSNSにいる様な華やかな先生は皆無。
(くたびれたオッサンか爺さん、大先輩の姐さん)
行政書士の仕事には華やかさは無い。
地味なクライアントワークの世界。
そんな事は兎も角・・・
行政書士の新人の来歴はバラエティーに富んでいる。
業務のスタンスも人脈営業系、ネット営業系とバラバラ。
何故か私の所に、挨拶に来た新人先生が居た。
新人さん達が挨拶に来るような事務所ではない。
(面倒くさいので避けていた)
新人さん達に話を聞くと…
支部長や重鎮クラスから紹介されたと言っていた。

取り敢えず話を聞くことになり、アドバイスをする事に。
最もアドバイスなど、欠片も役に立たないだろう。
その証拠にお礼のメールが来て、それっきりになった。
役に立たないと思ったら即切る姿勢は英断だと思う。
悔しいと言うより、面倒ごとから解放されたと思ってしまう。
正直言って、新人さんの相手は面倒くさいものだ。
こちらに得るものは少なく、時間だけが取られる。
特に私の様なインターネット中心の人間にとっては。
仕事が溢れるほど来ないし、専門外の仕事が来ても断ってしまう。
(紹介したい人が居ないため)
支部役員の柵が無ければ、お断り案件になってしまうのだろう。
(今年度でそれも終わるので、最後の奉仕だと思っている)
私も支部の先輩から、何かを教わった記憶がない。
実務も安くないお金を払って、必死に勉強して得た物。
特に値踏みする様な対応をしてくる方には、それ相応の対応になってしまう。
値踏みしている事は、案外相手にバレている。
(散々クライアント様に値踏みされているから)

ネット中心なので、アドバイスはHP関連の話が中心になる。
インターネット営業に即効性はない。
時間も手間も掛かり、成果は全く保証されない。
1年近く作りこんだホームページに反応なしは普通にある。
これでも心が折れずに、ウェブサイトを作り続ける変態だけにネット集客の道が拓ける。
そんな話をしたのが悪かったのか…
新人さんの希望を打ち砕くような話。
新人さんが聞きたかったのは、短期間で確実に成功する方法なのだろう。
そんなものがあれば…
大枚を払ってでも、三顧の礼を尽くしても聞きたい。
行政書士を続けて、唯一わかったこと。
誰にも適用される成功法則が存在しないことだ。
成功したやり方を真似しても上手く行かない。
その逆もあり得る。
Posted by ミスター・フー at 16:42│Comments(0)