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2019年10月06日

元シリア大使館のウェブサイトのドメインが売りに出されています。

元シリア大使館のウェブサイトのドメインが売りに出されています。

国際業務関係ともネット関係の話とも言えない微妙な記事です。
シリアの日本大使館のドメインがお名前コムのJpドメインオークションで売りに出されていました。
現在価格で6900円だそうです。

シリアの外務省がドメインの更新を放置してしまったのか?
それとも新しいドメインに変更して、前のドメインを捨ててしまったのか?
「シリア大使館」で検索を掛けてみましたが・・・
新しいシリア大使館のウェブサイトは見つかりませんでした。
今は独自でウェブサイトを持っていない様子です。
ちなみに大使館のドメインは以下の通りです。

http://syrian-embassy.jp


元シリア大使館のウェブサイトのドメインが売りに出されています。


このドメインはかなり昔に大使館から放出されたみたいですね。
そして質の悪いアフィリエイターに買われてしまい、妊活のサイトになっていました。
元シリア大使館のドメインの遍歴にご興味のある方は、こちらのサイトでご確認ください。


web.archive.org/web/2018*/http://syrian-embassy.jp


私が軽く見た段階では3つのアフィリエイトサイトが表示されていました。

「妊活サイト」→「全身脱毛サイト」→「シリア・アラブの歴史(という名前の眼科のアフィリエイトサイト)」→「シリア大使館のサイト」

履歴を見てみると、2011年までは大使館のサイトで2012年にドメインを放出して、その後は別の所有者に渡ったみたいですね。
一度ドメインを手放してしまうと、「co.jp」や「go.jp」「ac.jp 」「lg.jp」などの属性ドメインでなければ誰でも取得が可能です。

使用歴があるドメインは、中古ドメインとして以前の評価を引き継ぐことが可能です。
具体的にはドメインに貼られたリンクの効果が生き残っています。

シリア大使館のサイトに貼られたリンクですけども・・・
8年前に放出されたドメインとは思えないほど、リンクが生き残っています。

MOZのリンクエクスプローラでチェックしますと。

日本の外務省
アメブロ
シリアのサイト
海外移住情報のサイト
アゴラ(言論サイト)
世界地図のサイト
JETRO(日本貿易振興機構 アジア研究所)
旅行サイト
日本海外ツアーオペレーター協会
在日大使館ポータルサイト
海外ビザの取得代行の企業
国旗関係の企業

このような場所からリンクが張られていました。
普通に運営しても、取得が出来なさそうな組織のリンクがチラホラありますね。
外務省やJETROなどは特に。

政府機関や公共機関のサイトからリンクが貼られているから、アフィリエイターの餌食になったのでしょう。
そして度重なるアップデートで、価値が無くなってしまったのでしょう。
使えなくなったから、アフィリエイターはドメインを捨てたと思われます。

元シリア大使館のウェブサイトのドメインが売りに出されています。


Googleの公式見解は、所有者が変更されたドメインの評価はゼロになると言っていますが。
実態は中古ドメインは、それなりの効果があります。

行政書士の集客サイトには不向きですけども。
まずドメインを取得した場合に、身元が直ぐに判明します。
さすがに自分の名前が出てくるサイトには使い勝手が悪すぎます。
外務省やJETROのリンクは欲しいですけども、リスクを背負ってまでは・・・

また中古ドメインは貼られたリンクが剥がされていき効果が落ちていきます。
数か月だけ上位表示させて、一気に稼ぐタイプのサイトや商品に向いています。
行政書士のように十年単位の仕事には不向きですね。

シリアやアラビア系の国籍特化した入管業務のサテライトサイトとして使うなら良いのかなと思います。

ネタとして丁度良かったのでブログの記事にしました。

今日はここまで。
Posted by ミスター・フー at 18:26│Comments(0)
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