調べても答えが出なかった永住許可申請の取次業務。

ミスター・フー

2024年03月17日 08:30




入管業務で「調べてみました、分かりませんでした!」たまにある。

行政書士の仕事は調べることです。
許認可にせよ入管業務にしろ、分からない事が毎日の様に発生します。

経験値が上がっても分からない事だらけ。
毎日が勉強だ状態です。

経験値が増えてくると、調べる手段が増えてきます。
大半は解決することが多いですが…
どれだけ調べても結論が出ないこともあります。

トレンドブログで良く見る…
「調べてみたけど、分かりませんでした!」

入管業務だと、役所ですら即座に判断つかないケースもあります。

書籍や審査要領、実務六法などの文献調査。
周囲の行政書士に質問。
ネットやSNSでヒントが無いかチェック。
最後は入管で質問。

どれだけ調べても、分かったことは…

「申請者による、申請してみないと分からない」

先日にも永住許可申請で、どの書籍にも書かれていない。
同業の入管系行政書士に聞いても意見がバラバラ。
(どうなったか教えてねと言われた)
入管に質問しても、とりあえず出してみてと回答されました。

微妙な部分がダメだったら…
永住の10年滞在要件がダメになる、本人にとっては非常に重大な問題。
この答えが判明するのは、1年先の話。
許可がでるか、不許可になるか…

永住許可申請は、原則10年の日本滞在が必要です。
詳しくは下記URLでご確認ください。


https://eijuu.kyoka-ok.com/content/taizai.html


いくら調べても、明確な答えが出てこない。

この様な結果になることが普通にあります。
返金保証制度を入れていると、この手の案件は辛い。

この手の総合的判断になると、不許可に傾く可能性が高くなる。
許可が出るときは、微妙な部分以外は問題ないケース。

悲しいかな…
微妙な問題があるケースは、他にも問題があることが多い。

この段階で撤退できればヨシですが。
そうも行かない場合は、色々な角度から資料を出すしかないです。
補足事項だらけの理由書を作成することになる。

この手の案件は経験値は上がる。
コスト的には赤字になる事が多い。

収入が少なくても、経験値と割り切ればヨシって感じですかね。
研修や勉強会、大先輩に繋ぎを作るためのネタにもなります。

今日はここまで