入管国際業務の中には韓国語対応がデフォなものがあります。

ミスター・フー

2023年03月21日 09:44




今日は帰化申請について。
入管業務は外国語が出来なくても出来ると言われてます。
これは間違いではないですね。

実際に日本語オンリーでも何とかなる。
行政書士が対応する方は日本語ができるか日本人です。

外国語が必要なシチュエーションは外国文書の翻訳。
ぶっちゃけGoogle翻訳とDeeplがあれば対応できることが多いです。
(翻訳が間違っていても気付けないリスクがある)

PDFやWord文書をアップロードするだけで翻訳が可能。
(スキャンした書類はダメだけど)

その場合PCで文書を打ち込む事になります。
対応する言語の入力方法が分からないとお手上げです。
(アルファベットなら何とかなるけど)

それでも外国語に自信が無くても入管業務はできるかも。
入管業務で対応する国は多種多様です。

今日は韓国人、昨日はベトナム人、一昨日は中国人…
この様に相手の母国も母語もバラバラです。

顧客で英語ができない人も普通に居ます。
(外国語=英語ではない)




帰化申請の場合は事情が微妙に異なる部分が…
特に大阪の場合ですが、韓国語ができる出来ないで差がつくかと。

翻訳の外注費が必要か不要かで大きな差が出てきます。
特別永住者の場合、本国書類が20枚を切る事はありません。
これら全部翻訳会社に外注した場合…

翻訳代だけで4万、5万と掛かります。
翻訳代分だけ割高になってしまいます。

韓国語対応できる事務所は翻訳代が不要です。
ネットだと翻訳代込みで10万円とかザラにあります。

翻訳できない場合、どんなに頑張ってもコミコミ10万はできない。

その様な事情があるためか、帰化申請が強い事務所は韓国語対応可。
さらに対応できない人向けの外注で小遣い稼ぎも出来ると。

帰化申請のメイン顧客は、今でも韓国系の特別永住者が中心。
(人数は段々減ってきてはいるけども)

彼らは韓国語が不案内な事が多い。
(日本生まれ日本育ちだから、語学力は一般の日本人と同様)

翻訳代を節約するために、顧客に翻訳してもらう手も使えないです。

この不利を跳ね除ける方法は、自分も韓国語対応可になるしかないかと。

ただ語学の勉強も一筋縄ではいかないです。
(何度も挑戦しては挫折し続けた)

それか外国語ができる人を翻訳・通訳担当者として雇うかです。
現実的には、こっちの方が良いのかなと思います。

この辺りはダブルライセンスと同様かなと。
何でも自分でやろうとすると時間がナンボ有っても足りません。

月に何件も案件があるなら、雇用して自製化する方が割安です。
事務所でも外国語対応可能と銘打てます。

外国語対応可能で良くあるのが、本人ではなく親族に得意な人が居るケースも良くあります。

入管業務は行政書士本人が外国語ダメでも何とかなりますが。
できるに越したことはありません。

今日はここまで。