今日は行政書士が身に着けたいスキル3選ですね。
それは簿記、CAD、外国語です。
行政書士三種の神器、簿記、CAD、外国語。
まずは簿記から。
許認可だと決算書が普通にでてきます。
建設業許可なら新規、決算変更届、経営事項審査。
特に経審が絡む場合は、簿記が分からないと辛いです。
Y点がどの様に弾き出されるのか。
これは財務分析の知識が必要です。
財務分析のベースは簿記なので、簿記が分からないと意味不明。
また入管業務でも経営管理ビザだと経理の知識が必要です。
特に更新時に決算状況が分からないと話になりません。
他にも経理が出来れば、記帳代行業務を取り扱えます。
毎月報酬が入る素晴らしい仕事ですね。
(今のご時世だと受注難易度が高い目)
あとは補助金業務や資金調達でも決算書の知識が。
事業計画書や資金繰り表を作成する際に。
幸い私は簿記だけは得意です。
学生時代の専攻が会計学でしたので。
次にCAD。
正確には建物を計測してCADに落とし込むスキルですね。
風営業務や飲食店など店舗系の許認可。
農転や開発など土地系。
あとは酒類販売系ですかね。
CADが出来なくても、外注することで対応可能ですが…
外注費が事務所の収益を圧迫する要因に。
または人任せにして、トラブル対応が出来ないリスクも。
(令和4年の大阪会の風営マニュアルにも書かれていた)
逆にCADと計測が出来れば、他所の事務所から外注を受ける事ができます。
ラストは外国語。
言わずもがな、入管業務や帰化申請ですね。
外国人クライアントとコミュニケーションが取れるレベルが理想です。
最低でも出生証や結婚証明書など、公的書類が翻訳できるレベルが欲しいです。
外国語の種類は英語より中国語や韓国語、タガログ語、スペイン語などが有利かなと。
入管業務を扱う行政書士は外国語ができる人が多いです。
(ちなみに私は外国語が全然ダメダメです…)
個人的に外国語ができる先生に憧れます。
入管業務は外国語ができなくても対応可能ですが…
自分でできないと翻訳代が結構高くつきます。
またはクライアント様に翻訳して貰ってます。
(翻訳代は実費請求と言うと、自分ですると仰る方が多い)
個人的には韓国語をマスターしたいと思っています。
帰化申請でハングルが出来ると仕事がやり易くなります。
韓国語が出来ると、帰化申請の翻訳と書類収集部分を外注で請ける事ができます。
大阪は韓国戸籍の翻訳と収集を代行する事務所が意外とあります。
毎年、この時期になるとCADか外国語を勉強しようと決意します。
そして1か月もしない内に断念してしまいます。
理由は出来なくても問題ないからでしょうね。
ダメならダメで、外注すれば対応できてしまいますから。
CADに至っては、風営業務を取り扱っていないので。
今のところは必要性を感じないです。
今までの経験上、「出来たら良いな~」レベルの動機だと勉強が続かないです。
人は必要に迫られないと、本気になれない生き物だと思います。
今年も図書館で参考書を借りしまいました。
CADと韓国語…
結局はパラパラと数ページ読んで、貸出期間が到来する気しかしません。
今日はここまで。