行政書士は自分の商品(専門)と営業方法が確立するまで彷徨い続ける。

ミスター・フー

2023年01月02日 20:06




新年2回目のブログになります。
行政書士の仕事は、1万種類あると言われます。

1万種類有ると言っても、実際に業務になるのは一部の業務。
建設業関係、不動産系、運送系、店舗系(風営や飲食店)、入管や帰化。

許認可の派生商品として、創業融資、補助金などの資金調達系の仕事。
会計や事業計画書作成のスキルが必要です。

他にも相続などの市民法務系もあります。
市民法務系はやっていないので、私には分かりません。

許認可でも分野が違えば、必要なノウハウやスキルが全然違います。
特に店舗系や入管系は、図面作成や外国語など特殊なスキルが必要です。

これらは外注することが可能ですが、請求する金額が大きくなります。

また営業する場合でも顧客や集客方法も異なります。
どの分野も一筋縄ではいかない。

結局は一番問い合わせが来るジャンルが専門化することに。
私の場合は、建設業と入管系になります。

専門分野や営業法が確立してしまえば、そのジャンルを深堀りしていけば良いのですが。

確立するまでは、色々なジャンルに手を出すことになるかと。
色々な講座やセミナーに参加したり、特化サイトを作ってみたり。

行政書士として食っていけるかは、自分の専門分野と営業法の確立に掛かっています。

これが初年度で可能なのか、2年、3年と掛かるのか。

仕事スタイルが確立させるには、辛い期間が続きます。
自分が何が出来るのか、事務所を維持できるのか?

専門を決めたとしても、茨の道が待っています。
本当にこれで良いのか、他にもっと良い道があるのでは?

建設業専門の方曰く、5年間は地獄を見るとか。
5年の地獄を耐えきれば、見える世界が変わってくると。

喰えない先生は、地獄の5年を耐え切れずに退場するのだと。

この5年は、自分の専門を決めてからの5年です。
業務の選択を悩み続ける間はノーカンです。

下手したら7年、8年と時間が掛かるかもです。
私がそうでした。

行政書士で一番失敗する例がこれかと思います。




SNSやネットを見ていると、景気の良い同業者が雲霞の如く登場します。
専門外の分野が楽に儲かりそうな雰囲気があります。

あの分野が儲かりそうと思えば、あっちへ行き。
こっちの分野が熱いと思えば、こっちへ行く。

この集客法が良いと聞けば、今までのやり方を放り投げてそのやり方を始める。

あっちへフラフラ、こっちへフラフラとクラゲの様に。
その間も色々な書籍、講座、セミナーに参加。

結局はどれも中途半端で何も出来ない自分がいる。

無駄に時間と資金だけが減っていく。
サラリーマン兼業であれば、給与と社会保険があるのでダメージは少ない。
趣味として行政書士ごっこ遊びが出来ます。

この様な方は、ひよこ狩り業者にとって最高のお客様です。

勉強熱心だ!投資を惜しまない姿勢が成功を産む!
この様な言葉を駆使して、高額のセミナーに誘い込みます。

彼らからなけなしのお金を搾り取る。

今日はここまで