今日は配偶者ビザの話でも書こうと思います。
入管系の仕事は大きく分けて二つに分かれます。
一つは技術・人文知識・国際業務(技人国)や特定技能などの就労系ビザの仕事。
もう一つは、国際結婚、帰化、永住などの身分系ビザや国籍取得系。
私の事務所は、どちらかと言うと身分系の仕事が多いです。
(立地的に就労系は数多く来ない)
就労系の仕事は、大阪でも中央区や北区などのオフィス街が多い印象。
私が事務所を開いている場所は、都会の中の田舎です。
駅前だけど完全な住宅街立地になります。
なので就労系は殆ど来ません。
(大々的に告知していないから来ないのも当然ですが)
私の事務所で比較的に多いのが、国際結婚系の案件です。
韓国の方と日本人の国際結婚の相談が比較的多い目でしょうか。
正確には結婚手続きが終わったから、配偶者ビザを取りたいが半分。
残りはこれから結婚するから、手続き方法を教えて欲しいが半分。
韓国人との国際結婚はこちらから
詳しくて分かり易いと評判です。
国際結婚は、両方の国で手続きが必要になります。
韓国人と日本人の場合なら、大韓民国と日本ですね。
日本と韓国の手続きは、他の国と比べると比較的にシンプルです。
どちらも役所に婚姻届と独身証明書(婚姻要件具備証明書)などの公的書類提出でOKです。
国によっては役所の掲示板に掲示が必要だったり、宗派での儀式が必要だったりします。
それはともかく、意外と大変なのが本人確認書類です。
日本で国際結婚する場合、外国人パートナーの母国の役所で書類を準備する必要があります。
母国の書類を駐日の本国大使館で、婚姻要件具備証明書を入手するなど。
二重三重の手続きが必要になります。
韓国の場合は、韓国大使館や総領事館で公的書類を取得が可能です。
必要な書類は以下の通りです。
・基本事項証明書
・家族関係証明書
・婚姻関係証明書
これらが日本国内で準備できます。
日本に来る前に取得したり、向うに居る親族にお願いする必要が無い。
非常に素晴らしいです。
しかも申請書は日本語の書類なので、ハングルが分からなくても書類が作れます。
しかし出てくる書類はハングルなので、日本語への翻訳が必要です。
韓国語ができる人は、ご自身で和訳できますが。
そうでない場合は、翻訳会社や翻訳できる人にお願いする必要があります。
意外と翻訳代がバカになりません。
安い所でA4一枚で3000円くらいが相場ですね。
高い所になると5000円~という感じになります。
日本人が韓国で手続きする場合は、日本大使館で婚姻要件具備証明書が必要です。
これは区役所で戸籍謄本を持って行かないと取れないです。
日本人の婚姻要件具備証明書ですが、日本の法務局で作ると
ハングルに翻訳が必要になります。
日本大使館だと翻訳がついた物が出てきますので翻訳代が掛かりません。
その代わり発行されるまでに時間が掛かります。
とりあえず今日はここまで