末永い取引が望める建設業許可は行政書士の王道業務です。

ミスター・フー

2022年09月24日 08:14




今日は行政書士の建設業許可業務について。
行政書士の王道中の王道業務。

大阪でも建設業を専門にしている事務所は多いです。
(かく言う私も建設業はメイン業務の1つです。)

実態は建設業だけでは収入が足りないので、他の業務も行っています。
建設業一本で食べられる事務所がマジで羨ましいです。

新規参入者も専門にしたいと言っている人が多いですね。
理由は継続取引が望めるから。

建設業許可は、定期的に仕事が発生します。

・新規申請
・決算変更届(毎年)
・更新(5年毎)
・各種変更届(ランダム)

さらに公共工事を取り扱う会社だと

・経営状況分析申請
・経営規模等評価申請
・入札参加資格申請

上記の業務が毎年発生します。

決算変更届、経審、入札参加資格が毎年発生し続けます。
公共工事を行う会社をクライアントに持つと…

毎年20万円から30万円の実質的な固定収入。

ここまでお手伝いできると、切られる可能性は低いです。
(切られる時は切られるけど)




お客様も継続取引を前提に話を進めてきます。
(末永ーい取引ってヤツですね。)

スポット中心の行政書士業務で数少ないストック業務です。
ある意味では税理士や社労士の顧問契約にも似た性質があります。

捕らぬ狸の皮算用ですが、経審ありのお客様を20件確保できれば…
固定で年商400万円から600万円になります。

必死に営業しなくても固定客のフォローをキチンと行えれば、所謂食っていける状態です。

問題があるとすれば、経審の難易度が高い事です。
最近では書籍や講座も増えましたが、以前は使い難い書籍1冊だけでした。

決算変更届の難易度も経審ありと無しではレベルが違い過ぎます。
特に工事経歴書は非常に厳密さを求められます。

経審を受ける場合は、経歴書の上位3つの注文書・請書なども必要になります。

決算変更届ではなく、経審の手続きで証拠書類の提出が要ります。

アバウトに作ると虚偽申請のリスクあり。
(入札から排除や最悪は許可の取消し)

難易度は高いけど魅力があるため、顧客獲得の競争が激しいレッドオーシャン。

特に新規参入組は、建設業メインにすると苦戦を強いられます。

入管法実務書の出版社の営業マン曰く。
行政書士の先生の多くは、建設業1本でやりたい人が多い。

だけど…厳しいとの声をよく聞く。
結局は相続遺言や入管の方に進む人が多いと。

建設業許可の集客経路は、大きく二つあります。

・税理士や社労士からの紹介
・建設業会社からの紹介
・ダイレクトメール
・インターネット営業(広告・SEO対策)

大半は他者からの紹介が中心になっています。
私の様なネット集客は少数派だと思います。

建設業許可の営業は、他士業と仲良くなる事が近道ですかね。
(ポジショントークではなくマジでそう思う)

私の建設業許可のサイトは比較的に検索で上位表示していますが…
問合せ数は皆さんが思っている程ありません。

月に数件あるか無いかレベルです。
(ボウズの月も普通にある)

それでも少しずつ顧客が貯まっていきます。
(年数件でも10年あれば数十件の顧客)

電子申請やfreeee許認可みたいなツールも出てくるので、先が読めないですが。

それでも頑張って行こうと思います。