行政書士は業務範囲は膨大です。
特徴としては、中玉から小玉クラスの業務が多い印象です。
逆に他士業(税理士や社労士など)は、税務や社会保険など超大型の業務がドンとあります。
ある意味では他士業は、業務選択に困る人は少ないように思えます。
(他士業者は、全然違う考えかたかもだけど)
行政書士は、王道の許認可、入管業務でも中玉クラスです。
相続遺言は長大玉だけど、民間企業から他士業まで入り乱れた業界。
また行政書士でミニバブルが生じると、他士業が殴りこんでくる理不尽な話も。
入管バブルの時は、税理士や社労士の参入が凄かった
バブルが消えると潮を引くように居なくなりました。
もっとも儲かりそうという理由だけで、出来るような簡単な仕事じゃないですけども
外国人の在留資格のサポートは。
それはいい!
問題は自分の事務所で売上が立ち、利益を計上できるかです。
行政書士で重要なのは、取扱業務の選択です。
これをミスると、数年の時間を無駄にすることに。
無為な時間と垂れ流すコストに耐えられるなら問題なし。
いきなり完全独立すると、花が開く前に枯れてしまう。
多くの行政書士は、立地を甘く見過ぎる傾向にあります。
コストを掛けない自宅事務所か、自宅近辺にある安い賃貸です。
行政書士の仕事は、想像以上に立地条件に左右されます。
しかし資金の関係上、立地条件に目をつぶる。
それか立地条件を全く考慮しないか。
何方にせよ、今の条件で商売する必要があります。
そこで最初にやった方が良い事は、近隣の行政書士事務所をリサーチすること。
理想を言えば、1件1件、リアルで調べるのがベスト。
それが無理でも、半径数キロ以内の行政書士のホームページを見るだけでも大分違う。
エリア内で取扱が多い業務が、ニーズのある仕事です。
メイン業務は、HPで一番目立つ位置に書かれているものです。
逆に取扱が少ない業務は、地域で需要がありません。
これもHPを見れば何となく分かる。
またHPが古臭い、存在しない事務所が多い場合…
考えられる事は二つあります。
・年金生活者など行政書士で稼ぐ必要が無い。
・ネットではなく、紹介やリアルが中心。
その様な場合は、ネット集客よりも別の方法を模索するのも手です。
エリアで需要の無い業務を取り扱うと、努力の割りに報われないものです。
商売をする場合、近隣エリアの調査は当然に行います。
行政書士の場合、リサーチすら行わない人が多い。
その代わりに、TwitterなどSNSやネットにある、成功法則を鵜呑みにする。
ネットを鵜呑みにする人は、基本的に周辺エリアの行政書士を見下す傾向にあり、
マーケティングすら知らない素人集団と…
何も知らないのは、中途半端なマーケティング被れの行政書士。
彼らを生温かい目で見守る先輩行政書士の構図があります。
いわゆる裸の王様状態です。
多くの先輩行政書士は、試行錯誤の末に今の業務に辿り着いています。
今日はここまで。