行政書士に必要なのは調査能力に尽きます。

ミスター・フー

2022年08月15日 15:30



平日だけどお盆です。
ホームページのアクセスが悲しい位に下がっています。

早く平日が戻ってきてほしいものです。
自営業者共通の思い。

今日は行政書士に必要な能力などをツラツラと書いてみようと思います。

行政書士に必要なのは、ズバリ「調査能力」に尽きます。
業務に関する知識があるのが大前提です。

業務知識がない場合は、まず勉強しましょう。
商品が無いのに店を開けている状態になります。

考えたら不思議な世界です。
営業許可は持っているのに、肝心の商品が無い店。
開店してから取扱商品を考える業界。

これが許されるのは、ランニングコストが低いからですね。
普通の店でこれやったら、速攻で潰れます。




それはともかく、

実際にお客様の依頼は、何らかの特殊事情が存在するものです。
教科書通りの簡単な案件なら、行政書士に頼まないかと。

入管の在留資格でも簡単な書類で許可が出るケースは、自分で申請する人が多い。

行政書士に依頼が来る段階で、面倒な案件だと思っておいた方が良いです。

手引きや実務書に書かれている内容は、実務で言うところのきれいな案件。
要件を完璧に満たし、要件を満たす書類がきれいに揃っている事が大前提。

要件が欠けている場合や書類が揃わない場合の対応方法は書かれていない。
書かれている事もあるけど、自分の事例では使えないこと多し。

例えば建設業や宅建業免許の単純更新でも、書類を精査すると…
大抵は何かが出てくるものです。

以前の担当者がアバウトな申請をして、整合性が取れなくなっていたりします。
(表紙に記載された同業者の電話に凸したくなる時がある)

もしくは必要な手続きを素っ飛ばしていることも珍しくないです。

要は同じ案件が二つとして存在しないってヤツです。

依頼を受けた以上、「分かりません」、「できません」、「間に合いません」なんて口が裂けても言えません。

先方に非がある場合を除いて、依頼を受けた内容の完遂が普通です。

どれだけ業務を勉強しても、知らない事や聞いたことが無い話が出てきます。

それらを解決するために、「しらべる」コマンドが必須です。

親しい同業者に聞く、役所に質問する、様々な書籍を当たる等。

ありとあらゆる手段を用いて、分からない状態を解消する必要があります。

行政書士は調査能力が無いと早晩に詰みます。
本当にあっと言う間です。

調査能力は業務だけに限りません。
業務選択や営業、集客する場合にも絶対に必要です。

これらの行政書士事務所の経営に関するノウハウは在りそうで無いものです。

ネットにアップされている情報は、肝心要が書かれていない事が多いです。
公開しても影響がないレベルに、大幅なダウングレードが普通です。

今日はここまで