行政書士であれば、問合せフォームからメッセージがあると嬉しい物です。
ここから売上に繋がるかもと思うと。
スマホでメールチェックをして
「お問い合わせ」が来ました。
と書かれたメールが入るとヨシッ!と思います。
同時に変な問い合わせだと嫌だなとも考えてしまいます。
先日、ある永住許可申請を手数料込みで4万円でお願いしますと来ました。
ちなみに当該申請の相場は12万円から20万円です。
受けたら確実に赤字案件なので、当事務所の定価を書いて返信しました。
(基本的に値下げ交渉はしない方針です。)
ちなみに永住申請は引き合いは多いですけど、要件が厳しすぎて許可が出ないケースが非常に多いです。
(なぜか帰化の方が難易度が低いという変な現象が起こっています。)
返信後、先方からの反応が未だありません。
(エグイ値段の見積は、相場の値段を出すと立ち消えになる確率が高いです。)
話を戻します。
ガッカリするメールの代表格は営業メールです。
(クレームの場合は、サーと血の気が引きます。)
ドキドキしながら、メールを開けると…
ナミビア共和国のドナルドさん(仮名)から来ました。
ウォルビス・ベイというペリカンで有名な観光地から。
(私もこんな風光明媚な環境で仕事をしたいです。)
英語のメールです。
「hello! ○○!」
気さくな雰囲気から文書が始まりました。
一瞬、入管の問合せかなと思いながら読み進めると…
問合せフォームにDMを一斉送信するシステムの販売とか。
100万件の問合せフォームにDMが49ドルで送れるそうです。
問合せフォームからのメッセージはスパム扱いされないから、確実に届くと書かれています。
今回はお試しサービスで5万件を無料で送ってくれるそうです。
素晴らしい!最高です!ドナルドさん(仮名)。
画期的なマーケティングツールに、良心的なお試しサービス。
不具合があっても対応して貰えるか一切分からない。
そして苦情を言おうにも遥か遠方のアフリカ大陸。
インターネットで距離が制約条件になりづらいと言っても遠すぎる。
100万件も送れば、電話やメールがガンガン来ることは確実でしょう。
反応率が0.1%としても1000件…もの問い合わせ…
当事務所のリソースを遥かに超えたクレーム電話とメールが。
ごめんなさい、ドナルドさん。
ウチでは必要ございませんので、他を当たってください。
今の事務所では100万件もの顧客候補はいません。
(お試しの5万件も難しいです。)
マーケティングの1つに問合せフォーム営業というものがあります。
(多分ナミビアにもあるのでしょう。)
それなりの効果が有ると聞きます。
決裁者や経営者にメッセージが届きやすい等のメリットがあります。
同時にクレームも多い手法であるとも。
その為、端からクレーム対応ありきのオペレーションが必要な手法です。
個人的に問合せフォームは、新規の相談やサービスへの依頼を期待するものです。
そこにDMが来ると、ガッカリ感が凄いです。
クレームを入れる程ではないけど…
今回はアフリカから来たので、ブログで取り上げました。
ありがとう!ドナルドさん!
貴方のお陰でブログ記事が1つ書けました。
効率的に問合せフォーム営業がしたい人やスパムメールに興味がある人は、ドナルドさんのサービスは打って付けです。
今日はここまで。