今日はシンガポール人の国際結婚手続きについて。
シンガポールはムスリムとそうでない方で、管轄する役所も法律も全く違います。
イスラム教徒の方は、ムスリム施行法で規定されて、役所はシンガポールイスラム結婚登録所(ROMM)です。
それ以外の方は、女性憲章という法律に婚姻が定められて、役所はシンガポール結婚登録所です。
婚姻要件の違いを表にしてみました。
ワードで簡単に作った雑な表で申し訳ないです。
(注)18歳から21歳の場合には両親の同意が必要になります。
この表を見ると目立つのが、4人まで妻帯が可能である部分ですね。
イスラム教では一夫多妻制度が存在するからです。
国教がイスラム教でない国に、これを認めさせる彼らのパワーが凄いと思います。
日本人の感覚で行くと、一夫多妻制度に違和感があります。
一夫多妻制度ができた経緯を考えると、女性や子供の救済がメインなんだと気が付きます。
この手の国の男性の責任の重さは半端ないのも特徴です。
話が脱線しますが、中華系の結婚は結婚登記所や結婚登録所と言う名称の専門機関があることが多いです。
中華系のルーツが他の国に伝播しているのでしょうね。
国際結婚ブログでも偶に見かけるシンガポール人と日本人の夫婦。
(アジア系で珍しく日本人女性が多いです。)
シンガポールは多民族国家で有名な国です。
国民が信じる宗教もバリエーションに富んでいます。
一番多いのが仏教徒で40%程度で、キリスト教、イスラム教、無宗教が15%から17%前後です。
ちなみにヒンドゥー教は5%ですね。
仏教徒が多いのは、シンガポールの国の成り立ちですかね。
マレーシアのブミプトラ政策(マレー人優遇政策)を嫌った中華系の人たちが中心になって興した国がシンガポールです。
はるか昔に予備校の地理の授業で教わった記憶があります。
(その先生の教え方が非常に上手かったため、今でも覚えています。)
国際結婚を考えるにあたり、相手の国の宗教とは切っても切り離せない関係にあります。
(宗教アレルギーがある方には国際結婚業務は厳しいかも)
国によっては宗教ごとに結婚手続きが異なる場合があります。
特に他民族国家は国際結婚の手続きもちょっと複雑である傾向があります。
手続きが複雑になるのは大抵の場合で宗教が絡んできます。
以前にご紹介したインドネシアでは、ムスリム男性と結婚する場合、女性はイスラム教徒に改宗が必要であるような事例が普通に存在します。
ちなみにシンガポールの場合は改宗まで求めらることは無いです。
同じイスラム教でも国によって、違いがありますね。
この違いが面白いです。
話が脱線しまくって、自分でも何を書いているのか分からなくなってきました。
思うままに記事を書くとこうなってしまいます。
今日はここまで。