今日は行政書士法人が一人でも設立できるようになる件について。
先日、ある行政書士から行政書士の一人法人が可能になる話を聞きました。
早速調べてみると・・・
第200回国会(臨時会)で衆参両院で「行政書士法の一部を改正する法律」が全会一致で可決により成立しました。
公布は2019年の12月4日です。
改正法の中に行政書士の一人法人の件があります。
施行は公布の日から18か月後です。
一人法人が誕生するのは、再来年の話になりますかね。
行政書士法人にはメリットとデメリットがあります。
メリットは集客や求人関係ですかね。
個人事務所よりも法人と銘打ったほうが見栄えが良くなります。
個人的には属性ドメイン「CO.JP」が取れることもあります。
経費にできる項目が増えるので、税金が安くなる可能性があります。
以前は社員が欠けると法人が解散に追い込まれると聞きましたが、これからは万が一のことを考えなくても良くなりますね。
(この辺りは建設業許可の経管や専技とよく似ています。)
また行政書士法人の社員が無限責任なので、社員になるのは厳しい面もありました。
デメリットは、個人事務所よりも事務手続きが煩雑になること。
社会保険に強制加入になるのでコストが上昇する。
(個人的には有難いと思います。)
私の事務所も法人化させようかと検討しています。
現時点では法人化させるほどの売上がないので微妙です。
行政書士法人という響きに憧れるので、結局は一人法人を作りそうな感じがします。
あとは属性ドメインが取れることですね。
行政書士法人を作る理由が、カッコよさそう、「CO.JP」が使える。
ビジョンもクソもない理由です。
私は個人事業レベルで経営計画を作っても意味があるのかと考えています。
あるに越したことはないくらいです。
一人で仕事をするなら簡単な目標で十分ですよ。
人を雇う段階に来たら、事業計画も必要になってくると思いますけども。
理由は計画に拘束されて身動きが取れなくなってしまうからです。
一人で仕事をしているメリットは、環境に応じて変幻自在に動けることです。
今の時代は変化のスピードが非常に速いです。
あとは気楽なことですね。
これが一番大事かなと思います。
こんなだから一人事務所から抜け出せないのかもですね。
将来的には分かりませんが、当面は人を雇う気はありません。
今は色々なツールや外注環境が整っています。
以前に人を雇って商売をしていましたが・・・
大変ですし責任も重いです。
毎月決まった額の給与と賞与を払い続けるのは想像以上にキツイです。
人を雇えば、もっと儲けられると考えるのは甘い考えかなと思います。
確かに上手く出来れば、自分が現場に入らずに事務所が回る可能性があります。
実際はスタッフに振り回される毎日の始まりです。
ある経営コンサルタントは、人を雇った瞬間から経営者の悲劇が始まると断言しています。
事務所の規模が大きくなると実務家よりも事業家・経営者・教育者としての能力が必要になってきます。
少なくとも私には、人を引っ張ってゆく人間力は持ち合わせていません。
私は世の社長さん方を非常に尊敬しています。
人を雇い利益を上げて事業を回せることに。
私には出来なかったことです。
また今の求人環境では、採用コストに教育コストがエグイことになります。
独立したいから勉強させてくれタイプは、安くても採れるでしょうが。
話が広がりすぎました。
以前から行政書士法人は憧れなので、社員一人でも作れるなら検討の価値はあります。
今日はここまで。